概要
人の心を読む異能と引き換えに、視力と寿命を奪われた少女・イリーナ。
その力ゆえに家族からは“道具”として扱われ、心を閉ざして生きてきた。
しかし、“冷酷皇帝”と恐れられるただひとりの男だけは、
彼女の優しさと孤独に気づき、静かに手を差し伸べる。
初めて「守られる」ことを知ったイリーナは、
残された僅かな命を、今度は彼のために捧げると固く誓う──。
内気で臆病だった少女が、
大切な人のために勇気を出して一歩を踏み出すとき、
その想いはやがて周囲を巻き込み、運命さえも変えていく。



